過去に不幸な事件や事故が発生したアパート・マンションを指す事故物件。
相場よりも料金が安いことやリフォーム済みの物件が多いことからあえて事故物件を選ぶ人もいます。
一方、事故物件を実際に利用した人から「本当にやばい」「恐い」「後悔」といった感想を耳にすることもあり、「事故物件はやめたほうがいい」と考える人もいます。
そこで本記事では、事故物件をやめたほうがいいと言われる理由ややめたほうがいい人の特徴、事故物件かどうかの見分け方などを紹介します。
「事故物件をやめたほうがいい?」と疑問に思っている方は、ぜひ最後まで読んで、今後の参考にしてみてください。
事故物件をやめたほうがいいと言われる4つの理由
ここでは、事故物件はやめたほうがいいと言われる理由を紹介します。
- 精神的負担やストレスから体調不良が起こりやすい
- 怪奇現象や心霊現象が起きる
- 不特定多数のいたずらなどのトラブルに見舞われる
- 民度が低い住人とのトラブルに見舞われる
それでは、詳しく見ていきます。
精神的負担やストレスから体調不良が起こりやすい
事故物件をやめたほうがいいと言われる理由の1つに、精神的負担やストレスから体調不良が起こりやすいといったことがあります。
これは実際にデータとしてあり、株式会社AlbaLinkが男女983人を対象に調査した結果によると、以下のようになりました。
霊感は無いですが、精神的に受け付けないので絶対に住みたくないです。(40代)
ブームの兆し!事故物件はあり?なし?983人にアンケート調査をしてわかった年収別の超意外な傾向とは?
仮に安い物件となっていても、金銭と別の問題があると困るため。(40代)
知り合いが事故物件で失敗しているので私はなしだとおもいます。参考にならなかったらすみません。(30代)
正直、気分が滅入りそうなのと怖いからです。(30代)
事故物件に住んで怖い思いをした経験があるので、今後事故物件に住むのは絶対に嫌です。(30代)
霊的なものを以前から見やすく知らなければ知らないほうがいい。(40代)
何かあると事故物件に住んでるからではないか、と考えてしまいそうなため。(20代)
実害が無くても、精神健康に影響して結果的に高くつきそうだから。(20代)
幽霊などは信じていないけれど、何となく嫌。(30代)
亡くなられた方も気の毒ですし、運気がよくない部屋だと思うから。(40代)
上記の調査結果によると、「事故物件をやめたほうがいい」と考えている人の理由に「精神的・心理的な要因」を挙げている人が一番多いという結果になりました。
事故物件は過去に不幸な事件や事故が発生したいわく付きの物件になるため、そういった背景が気になる人は事故物件をやめたほうがいいです。
怪奇現象や心霊現象が起きる
事故物件に住むと、怪奇現象(心霊現象)が起きることがあります。
例えば、以下のような現象のことを指します。
- 勝手に物音がする
- 誰もいないのに誰かいるように感じる
- 鏡に映っている
怪奇現象を強く意識することで、精神的なストレスや負荷に繋がり、人によっては快適な生活を送ることが難しくなるでしょう。
不特定多数のいたずらなどのトラブルに見舞われる
事故物件は多くの人が避けたがる物件になります。
株式会社AlbaLinkが男女983人を対象に調査した結果によると、「71.4%の方が事故物件を避けたい」と考えています。
そのため、事故物件はインターネット上やSNS上で物件名や住所等が公開されているケースが多いです。
ただ、事故物件という特殊な物件であることから、面白半分で遊びに来たりいたずらをする人も一定数います。
事故物件であるが故に不特定多数とのトラブルに巻き込まれる可能性があります。
民度が低い住人とのトラブルに見舞われる
本記事の後半で紹介しますが、事故物件を購入する人の特徴として「とにかく安い物件を探している人」が挙げられます。
「とにかく安い物件を探している人」とは、以下のケースに該当する人が多いです。
- 無職の人
- 外国の人
- 生活保護をもらっている人
考え方や価値観、生活習慣の違いからトラブルが発生しやすく、民度が下がってしまいがちです。
できるだけ近隣住民とのトラブルは避けたい人は、事故物件を選ぶのはやめたほうがいいと言えます。
事故物件をやめずにやってしまった人の体験談
事故物件をやめたほうがいい人の5つの特徴
ここでは、事故物件をやめたほうがいい人の特徴を紹介します。
- 霊感がある人
- 女性の一人暮らし
- 物音などに敏感な人
- 世間体を気にする人
- いたずらやトラブルに巻き込まれたくない人
それでは、詳しく見ていきます。
霊感がある人
霊感があると自覚している人は、事故物件に住むことで不快な体験をする可能性が高いです。
理由は、過去に起きた事件や災いに対して敏感であるためです。
実際に、霊感の強い人が事故物件の不穏な雰囲気を感じ取り、精神的・心理的なストレスを経験した例は少なくありません。
結論から言えば、このような体質の方は事故物件の選択はやめたほうがいいです。
女性の一人暮らし
女性が一人暮らしをする上で、物件のセキュリティや住人の質は非常に重要な要素です。
自分が住んでいるアパートやマンションが事故物件の場合、以下のことが考えられます。
- 住民の民度が低く、トラブルになりやすい
- インターネット上に事故物件として住所や物件名が公開されているため、不特定多数からいたずらを受ける
事故物件の場合、「物件のセキュリティや住人の質」が悪いため、選択はやめたほうがいいです。
物音などに敏感な人
物音一つで眠れなくなるような敏感な方にとって、事故物件の静けさは想像以上のストレスになり得ます。
過去の出来事を知った上での心理的な影響が、実際の音よりも大きな不安を生み出すことがあるのです。
静かな環境を求めていても、事故物件ではその静けさが逆効果となる場合があります。
世間体を気にする人
家を選ぶ際、特に世間の目を気にする方にとって、事故物件は避けるべき選択肢です。
事故物件に住むことが周囲に知られた時、不必要な偏見や悪意を持たれる可能性があります。
友人や家族からの心無いコメントが、住む場所に対する愛着や満足度を下げることにつながりかねません。
いたずらやトラブルに巻き込まれたくない人
いたずらやトラブルに巻き込まれたくない方は、事故物件を避けた方が賢明です。
事故物件は、時として好奇心旺盛な人々や、悪意を持った人々の関心を引きます。
結果として、住んでいる方が不本意なトラブルに遭遇するケースが報告されています。
穏やかで安心できる住環境を望むなら、事故物件は避けるべきですね。
事故物件でも快適に生活できる人の6つの特徴
ここでは、事故物件でも快適に生活できる人の特徴を紹介します。
- 霊感がない人
- 物音や臭いなどに鈍感な人
- とにかく安い物件を探している人
- リフォーム済みの部屋を探している人
- インターネットに住所などが晒されても問題ないと考えている人
- 家にほとんどいない人
それでは、詳しく見ていきます。
霊感がない人
感がない人は、事故物件における特有の雰囲気や、過去に起きた出来事に対して気にせず過ごすことができるため、快適に生活ができます。
具体例を挙げると、多くの人が感じるかもしれない不快な気配や異変を、全く気にしないで生活することが可能です。
霊感がないことは事故物件での生活において大きな利点になり、事故物件であっても何事もなく過ごすことができるでしょう。
物音や臭いなどに鈍感な人
普段から物音や臭いに鈍感な人は、事故物件特有の問題やトラブルにも動じません。
たとえば、心霊現象や怪奇現象、古い建物特有のきしみや、隣人の生活音などがあっても、それらを気にせずに過ごすことが可能です。
このタイプの人は、環境の小さな変化に左右されずに、快適な生活を送れるはずです。
とにかく安い物件を探している人
とにかく住居費を節約したいと考えている人にとって、事故物件は魅力的な選択肢です。
過去に事件や事故が起きた物件であるため、安価な価格設定が多く、生活コストを大幅に下げることが可能です。
さらに、このような物件では、賃料交渉がしやすい場合もあり、経済的に余裕を持たせることができます。
リフォーム済みの部屋を探している人
事故物件を次の住人に引き渡す際、そのままの状態で引き渡すことが難しいため、リフォームされていることが多いです。
リフォームすることで、内装や設備が一新されるだけではなく過去の悲しい事件や悲惨な事故を忘れさせ、新鮮な住居環境を提供してくれます。
実際にリフォームによって、快適性が向上し、住み心地の良い空間に生まれ変わる例は数多くあります。
事故物件ということを気にせず、リフォーム済みの住居で快適に過ごしたい方は、事故物件に住むことに向いていると言えます。
インターネットに住所などが晒されても問題ないと考えている人
自宅の住所がインターネット上に公開されても構わないという人は、事故物件での生活に適しています。
インターネットが普及した現代では、物件名や物件の履歴などを調べることが簡単にできます。
特に、多くの人が避けたがる事故物件は、他の物件よりも事細かくインターネット上で情報が開示されていることが多いです。
そのため、プライバシーに対する考え方が寛容で、物件情報の詳細がインターネット上で出回っていても気にしない人であれば、問題なく生活することができます。
家にほとんどいない人
家に滞在する時間が少ない方は、事故物件特有の問題に対して影響を受けにくいと言えます。
例えば、自宅で過ごす時間が少ないため、建物の古さや、過去に何が起きたかに関係なく、自分の生活に集中することが可能です。
このようなライフスタイルの人々は、事故物件に住むことによる精神的な負担をほとんど感じることがありません。
事故物件に住むと運気が下がる?
運気が下がるとの懸念は、事故物件に対する一般的な見解の一つです。
しかし、この概念を科学的に検証する研究は少ないですね。
運気とは、一般的に人々の運命や幸福に影響を及ぼすとされる不可視の力を意味します。
事故物件で生活が運気に与える影響について考える際、以下のポイントが考慮する必要があります。
- 心理的影響
- 住居の歴史を知ることで、住んでいる人の精神状態にネガティブな影響を与える可能性があります。不安や恐怖が運気を下げると感じさせる原因となり得ます。
- 環境の影響
- 住環境が人の心身の健康に大きく影響を及ぼすことは科学的にも証明されています。事故物件の場合、その環境がネガティブなエネルギーに満ちていると感じることで、運気が下がると感じることもあるでしょう。
- 社会的影響
- 近隣住民や友人からの視線が、事故物件に住むことでネガティブな影響を受ける場合があります。人は社会的な動物であり、周囲の意見や反応は自身の感情や運気に影響を及ぼすことがあります。
具体例として、論文「居住地域の特性が住民の主観的幸福度に与える影響」によると、住居の質が心理的ウェルビーイングに影響を及ぼすことが示されています。
つまり、事故物件に住むことで、ストレスや心理的不安が運気を下げることに繋がる可能性があります。
結論として、事故物件に住むことが直接運気を下げるわけではありませんが、心理的、環境的、社会的な影響によって、住んでいる人が運気が下がったと感じることは十分に考えられます。
事故物件かどうかの5つの見分け方
ここでは、事故物件かどうかの見分け方を紹介します。
- 事故物件になった理由を確認
- 地域の家賃相場との金額差を確認
- 事故発生後の居住履歴を確認
- 「告知事項あり」という記載があるかどうか確認
- 不自然なリフォームやマンション名・アパート名が解明されていないかどうか確認
それでは、詳しく見ていきます。
事故物件になった理由を確認
事故物件になった理由を知ることは重要です。
具体的には、火災や自然災害、犯罪など、対象物件に関係する過去の出来事を確認しましょう。
確認する際は、物件を扱っている不動産や担当者に確認するのがいいです。
事前に事故物件かどうかを確認することで、今後のリスクを把握する手助けになります。
地域の家賃相場との金額差を確認
通常の家賃相場と比較して、物件の家賃が異常に安い場合は要注意です。
安価な理由としてさまざまな理由が考えられますが、その中の1つに少なくとも事故物件であることが含まれます。
家賃の安さに少しでも疑問に思った場合は、担当者や不動産に問い合わせるのがいいでしょう。
事故発生後の居住履歴を確認
事故発生後の居住履歴を確認しましょう。
短期間での入居者の入れ替わりや、頻繁な退去がある場合は、事故物件である可能性が高いです。
「告知事項あり」という記載があるかどうか確認
物件情報には、「告知事項あり」欄が存在します。
告知事項あり欄には、物件情報の詳細や特定の状況が記載されていて、物件を探している人がその情報を見たときに「購入を迷うor購入をやめる」可能性が高い情報が明記されています。
告知事項は全部で4種類あります。
- 心理的瑕疵
- 過去に事故や事件などがあった
- 物理的瑕疵
- 雨漏り、水漏れ、シロアリ被害などがある
- 環境的瑕疵
- ごみ処理施設や反社会勢力の建物などが近くにある
- 法的瑕疵
- 建築法や消防法など法的に違反していること
「告知事項に記載あり=事故物件」というわけではありませんが、事故物件である可能性があるため、しっかりと見極めないといけません。
不自然なリフォームやマンション名・アパート名が解明されていないかどうか確認
不自然なリフォームや、マンションやアパートの名前が明確でない場合は要注意です。
不明瞭な物件情報や不自然なリフォームは、事故物件の特徴の1つで、事故物件を疑う必要があります。
事故物件を避ける3つの方法
ここでは、事故物件を避ける方法を紹介します。
- 不動産屋に直接確認する
- 「大島てる」を見てみる
- 事故物件を探すアプリを使う
不動産屋に直接確認する
事故物件かどうかを確認する場合、不動産屋に直接問い合わせて確認するのがいいです。
不動産屋はその地域の物件に精通していて、インターネット上に載っていないニッチな情報も持っています。
したがって、事故物件かどうかをすぐに知りたい場合は、その物件を担当している不動産屋に聞いてみるのがベストです。
ただ、人によっては直接聞きづらいという方もいます。
そのような方は、ネット上の不動産屋「イエプラ」を利用しましょう。
イエプラは物件のURLを送るだけで担当スタッフがその物件の情報を細かく教えてくれます。
そして、事故物件かどうかも簡単にわかるので、直接聞きづらい方はこのようなサービスを利用するのもありです。
また、イエプラは不動産サイトとしての機能も持つので、家探しに利用することも可能です。
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「大島てる」を見てみる
大島てるとは、事故物件情報を管理しているサイトで地図から日本全国の事故物件の所在地と事故の詳細情報がまとめられています。
ユーザーが自由に事故物件に関する情報を投稿できる仕組みになっているため、各物件の口コミや評判を知ることも可能です。
事故物件を探すアプリを使う
IOSアプリ限定にはなりますが、事故物件を検索するアプリもあります。
大島てるのように地図から事故物件を特定し、詳細情報を得ることができるので、こちらも事故物件を避ける方法として有効な手段です。
事故物件をやめたほうがいいと考えている人が物件を探す方法
事故物件をやめたほうがいいと考えている人は、以下のサイトで物件を探すのがおすすめです。
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事故物件をやめたほうがいいと思っている人からよくある質問
最後に「事故物件をやめたほうがいい」と思っている人からよくある質問を紹介します。
事故物件とは具体的にどういう物件ですか?
事故物件とは、過去に不幸な事故や事件などが発生した物件を指します。これらの出来事は住人に心理的影響を及ぼす可能性があるため、事故物件として扱われます。
事故物件に住むことのメリットはありますか?
事故物件の最大のメリットは、一般の物件に比べて家賃が安いことが挙げられます。また、物件によっては立地が良いにも関わらず安価であることもあります。
事故物件はやめたほうがいいですか?
結論、よほどの理由がない限りやめたほうがいいです。
まとめ:事故物件はできるだけやめたほうがいい
本記事では、「事故物件をやめたほうがいいと言われる理由」について紹介しました。
「精神的負担やストレスから体調不良が起こりやすい」「怪奇現象や心霊現象が起きる」「不特定多数のいたずらなどのトラブルに見舞われる」「民度が低い住人とのトラブルに見舞われる」などの理由から、「事故物件はやめたほうがいい」という声が多いです。
事故物件をやめたほうがいいかどうかを判断する上で、以下の点が重要です。
- 告知事項欄に記載があるかどうか
- 大島てるに掲載されているかどうか
- 自分が幽霊や運気というものを信じない人であるかどうか
上記3つをしっかりと頭の中に入れて、事故物件をやめたほうがいいかどうかを判断します。
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