最近の人気物件の一つとして数えられているメゾネットタイプの賃貸物件。
内階段が設けられていて、内装がおしゃれであることから、賃貸でありながらも戸建の雰囲気を感じられます。
ただ、防犯面の不安や階段から転げ落ちる怖さなどから「メゾネットはやめたほうがいい」と言う声も多いです。
そこで本記事では、メゾネットタイプの賃貸をやめたほうがいい理由ややめたほうがいい人の特徴、やめたほうがいいメゾネットタイプの賃貸の特徴などを紹介します。
「メゾネットはやめたほうがいい?」と疑問に思っている方は、ぜひ最後まで読んで、今後の参考にしてみてください。
メゾネットタイプの賃貸はやめたほうがいいと言われる8つの理由・デメリット
ここでは、メゾネットタイプの賃貸はやめたほうがいいと言われる理由を紹介します。
- 防犯面に不安があり怖い
- 洗濯物を干すのが大変
- 階段から転落する恐れがある
- 階段があることで生活面積が狭くなる
- 掃除がしづらい
- 一階と二階で冷暖房の効きやすさが異なる
- 虫が入ってくることがある
- 物件数が少ない
それでは、詳しくみていきます。
防犯面に不安があり怖い
メゾネットタイプの賃貸は防犯面で不安があります。
具体的な理由としては、以下の通り。
- オートロック付きのエントランスがない
- 外から部屋の中が見れる
実際にメゾネットタイプの賃貸に住んだことがある方やネット上の口コミや評判の中で、メゾネットタイプの賃貸は防犯面で不安であることを指摘されることが多いです。
メゾネットタイプの賃貸に住む場合は、防犯面で注意が必要です。
洗濯物を干すのが大変
メゾネットタイプの賃貸では、洗濯物を干す作業が負担になりやすいです。
理由は、屋外に面したバルコニーが2階にしかないケースが多いからです。
例えば、洗濯機が1階にあると、濡れた洗濯物を2階まで運ばなければなりません。
足腰が弱い方や高齢者の方が住むには不便な環境と言えます。
乾燥機で乾かすという手段もありますが、その場合は電気代がさらにかかってしまうため、どちらにしても負担がかかってしまいます。
階段から転落する恐れがある
メゾネットタイプの賃貸は、住居の内部に階段が設置されている集合住宅で、必ず階段で昇り降りする必要があります。
階段の角度やスペースによっては、昇り降りしづらい階段もあり、最悪の場合階段から転落して大怪我する可能性もないとは言えません。
階段の昇り降りが嫌な方は、メゾネットタイプの賃貸はやめたほうがいいです。
階段があることで生活面積が狭くなる
先ほど説明した通り、メゾネットタイプの賃貸には必ず階段が設置されています。
そのため、階段が設置されているスペース分、生活面積が少なくなってしまい、家具や物を置ける場所が減ります。
ただ、メゾネットタイプの賃貸は通常の階段だけでなく、スケルトンタイプの階段の場合もあります。
この場合、上記の画像のように奥行きが見えることや階段下に収納スペースがあったりするので、デッドスペースが生まれる心配もないでしょう。
掃除がしづらい
メゾネットタイプの賃貸では、一般的なアパートやマンションと比較して、日々の掃除の手間がかかります。
数ある掃除場所の中でも、階段や階段スペースの掃除が特に大変です。
例えば、階段の角や手すりにホコリが溜まりやすく、これらをきれいに保つためには定期的な掃除が必須です。
そして、掃除機で掃除をする場合、一階から二階に掃除機を持ち上げながら、二階に上がる必要もあるので、この点でも通常のアパートやマンションよりも負担になります。
簡単に掃除ができる物件を探している方は、メゾネットタイプの賃貸はやめたほうがいいです。
一階と二階で冷暖房の効きやすさが異なる
一階と二階で冷暖房の効きが異なるのは、メゾネット賃貸の特徴的な問題点です。
具体的には、暖かい空気は上に上がり、冷たい空気は下に下がるため、夏は二階が暑く、冬は一階が寒くなりがちです。
このため、快適な室温を保つためには、通常の住宅よりも長い時間冷暖房を効かせる必要があります。
メゾネットタイプの賃貸に住む場合、光熱費をどのように節約するかを重点的に考えないといけません。
虫が入ってくることがある
メゾネットの賃貸物件は、構造上、虫が入りやすいです。
特に、1階と2階の間に隙間があると、そこから虫が侵入しやすくなります。
特に蚊や虫が多くなる夏場がひどく、入居者にとって大きな悩みの原因になり得ます。
実際にメゾネットタイプの賃貸に住んでいた人も、「虫が多い」との声が多いです。
虫が苦手な人は、メゾネットタイプの賃貸はやめたほうがいいでしょう。
物件数が少ない
メゾネットタイプの賃貸は全体的に見ても物件数は少ないです。
sumooに掲載されている東京都内の物件数は、全部で 1,382,348件ありますが、そのうちメゾネットタイプの賃貸の数は、以下の通り。
メゾネットタイプの賃貸の数が圧倒的に少ないことが分かります。
物件数が少ないことも「メゾネットタイプの賃貸はやめたほうがいい」と言われる理由の1つです。
やめたほうがいいメゾネットタイプの賃貸の4つの特徴
ここでは、やめたほうがいいメゾネットタイプの賃貸の特徴を紹介します。
- 防音対策ができていない
- 荷運びしにくい階段スペース
- 値段があまりにも高い
- 家事動線が長い
それでは、詳しく見ていきます。
防音対策ができていない
メゾネットのタイプの賃貸の場合、構造上の問題から防音対策に難があるケースが多いです。
したがって、内見の際に隣の部屋の音や外からの音が部屋の中まで響かないかどうか確認する必要があります。
その中で、防音対策が不十分であると感じた場合は、その物件に住むのをやめたほうが無難です。
荷運びしにくい階段スペース
メゾネットタイプの賃貸は、住居の内部に階段が設置されていて、住居によっては荷運びしにくいことがあります。
内見時に自分に合う階段かどうか確認する必要があります。
価格があまりにも高い
メゾネットタイプ賃貸の価格が高いのは、大きく2つの理由があります。
- メゾネットタイプ独自の構造とデザイン
- 物件数が少ないことによる希少性
具体例として、同じエリアのシンプルなアパートやマンションと比較しても、メゾネットは平均して30%以上高いことが調査で明らかになっています。
予算よりあまりにも高い場合は、候補から外すのがいいでしょう。
家事動線が長い
メゾネットタイプの賃貸で家事動線が長くなる場合、日々の生活が苦しくなる可能性があります。
例えば、洗濯機が1階にあり、洗濯物を干す場所が2階にある場合、洗濯物を運ぶたびに階段を上り下りする必要があり、大きな負担になります。
家事動線が長いメゾネットタイプの賃貸はやめたほうがいいです。
メゾネットタイプの賃貸はやめたほうがいい人の4つの特徴
ここでは、メゾネットタイプの賃貸はやめたほうがいい人の特徴を紹介します。
- 防犯面を重視する人
- できる限り家事を楽にしたい人
- 電気代を気にしている人
- 虫が苦手な人
それでは、詳しく見ていきます。
防犯面を重視する人
メゾネットタイプの賃貸は通常の賃貸と比較して防犯面で劣る点があります。
具体的には、一階にベランダやドアがあるため、泥棒や空き巣の侵入経路になりやすいです。
また、構造上外から部屋の中が見えやすいというのも、防犯面で劣る理由の1つになります。
防犯面を重視する人は、メゾネットタイプの賃貸はやめたほうがいいでしょう。
できる限り家事を楽にしたい人
メゾネットタイプの賃貸では、家事の効率が下がることがあります。
特に、階段の上り下りが必要になるため、洗濯物を運ぶ時や掃除機を持ち運ぶ時が一苦労です。
例えば、洗濯機が1階にある場合、洗濯物を2階の寝室まで持っていくのが大変になります。
家事をできるだけ楽に済ませたい方は、メゾネットタイプの賃貸ではないほうが生活しやすいでしょう。
電気代を気にしている人
メゾネットタイプの賃貸では、冷暖房の効率が落ちるため、電気代が高くなる傾向があります。
具体的な理由は、メゾネットタイプの賃貸に見られる開放的な空間と階層差によって、温度をバランスよく保つのが困難になるためです。
実際、一般的なアパートと比較して、メゾネットでは電気代が20%以上高くなることが報告されています。
節約を心がける方は、メゾネットタイプの賃貸はやめたほうがいいです。
虫が苦手な人
メゾネットタイプの賃貸は、開放的な造りのため、虫が入りやすいというデメリットがあります。
特に、1階との接地面が広いため、アリやゴキブリなどが侵入しやすくなります。
また、屋外との開口部が多いのも、虫が住居に侵入しやすい理由の1つです。
虫が苦手な方は、メゾネットタイプの賃貸は不向きと言えるでしょう。
メゾネットタイプの賃貸が向いている人の3つの特徴
ここでは、メゾネットタイプの賃貸が向いている人の特徴を紹介します。
- 戸建てに近い環境で住みたい人
- 日当たりや風通しを重視する人
- 一階と二階で使い方を変えたい人
それでは、詳しく見ていきます。
戸建てに近い環境で住みたい人
メゾネットタイプの賃貸は、一戸建てに近い環境を求める方にとってとても魅力的な物件です。
一般的なマンションやアパートとは異なり、一階と二階で生活環境を分けられることと玄関に私物を置けることから、一戸建てに近い雰囲気を楽しむことができます。
また、上階に寝室を配置することで、外部の騒音を避けながら快適に生活することも可能です。
日当たりや風通しを重視する人
メゾネットタイプの賃貸は、日当たりや風通しを重視する方にとって理想的な環境になります。
メゾネットタイプの賃貸は住居内で複数階に分かれているため、窓やバルコニーが複数箇所に配置され、部屋全体に自然光が行き渡ります。
リビングルームやダイニングスペースには広々とした窓があり、そこから太陽の光が入ってくるので、日光を浴びて清々しい日々を過ごすことが可能です。
また、洗濯物が乾きやすいといったメリットもあるので、日当たりや風通しを重視する人はメゾネットタイプの賃貸がおすすめになります。
一階と二階で使い方を変えたい人
メゾネットタイプの賃貸は、生活にメリハリを持ちたい方にとって魅力的な選択肢と言えます。。
複数階に分かれているため、一階と二階で生活空間を区切ることができます。
例えば、1階をリビングやキッチンなどの共有スペースに、2階をプライベートな空間に使うことで、生活のリズムを整えることができます。
このように、メゾネットタイプの賃貸は生活にメリハリを持ちたい人に向いています。
メゾネットタイプの賃貸に住む8つのメリット
ここでは、メゾネットタイプの賃貸に住むメリットを紹介します。
- 玄関が仕切られている
- リビングと寝室が離れている
- 駐車場への距離が短い
- 一階への足音に関する配慮が必要なくなる
- 内装がおしゃれ
- 収納スペースが多い
- 階層で使用用途を分けることができる
- 自然光がよく入り、風通しがいい
それでは、詳しく見ていきます。
玄関が仕切られている
メゾネットタイプの賃貸では、一戸ずつ玄関が独立しているため、他の住人との接触を避けながら出入りできます。
具体的には、以下のような感じです。
これにより、プライバシーが守られ、快適な生活を送ることができます。
また、玄関が仕切られていることから、鉢植えを置けることやポストが玄関の近くに置けるなど、様々なメリットが得られます。
リビングと寝室が離れている
メゾネットタイプの賃貸では、リビングと寝室が離れているため、生活環境を区切ることができます。
仮にリビングと寝室が隣接している場合、就寝時にリビングでの会話の声や足音が聞こえてしまい、快適な睡眠を取ることが難しいです。
また、小さなお子様がいる家庭の場合、リビングと寝室が隣接していると、寝かしつけるのに苦労するかもしれません。
メゾネットタイプの賃貸であれば、リビングと寝室が離れているケースが多いので、上記のような問題に悩まされることはないです。
駐車場への距離が短い
メゾネットタイプの賃貸では、駐車場が近くにあることが多く、車を利用する方にとって便利です。
荷物を運ぶ際や急な外出時に、移動がスムーズに行えるので、ストレスなく生活することができます。
一階への足音に関する配慮が必要なくなる
メゾネットタイプ賃貸で一階と二階を専有している場合、一階への足音に関する配慮が必要ありません。
通常のアパートやマンションの場合、階下の居住者へ足音や生活音が響かないかどうか配慮する必要がありますが、メゾネットタイプの賃貸であれば、気にせず生活することができます。
また、上階のないメゾネットタイプの賃貸であれば、上階から聞こえる足音や生活音に悩まされることもなくなります。
内装がおしゃれ
メゾネットタイプの賃貸は、内装がおしゃれで洗練されたデザインが特徴です。
代表的なのは、螺旋階段でしょうか。
実際に、「メゾネットタイプの賃貸は内装がおしゃれ」という声も多いです。
通常のアパートやマンションには見られないデザインが施されているので、おしゃれな物件を求めている人におすすめです。
収納スペースが多い
メゾネットタイプの賃貸は、収納スペースが多いです。
クローゼットや押し入れ、収納棚などがデフォルトで配置されていることが多いので、生活用品や衣類などを整理整頓するのに便利です。
また、階段の裏にちょっとした収納スペースが施されている物件もあるため、さらに整理整頓が捗ることでしょう。
階層で使用用途を分けることができる
メゾネットタイプの賃貸では、階層ごとに使い方を変えることができます。
例えば、一階をリビング・ダイニングスペースとして利用し、二階を寝室や書斎として利用するといった感じで、ニーズに合わせて自由自在にカスタマイズすることが可能です。
自然光がよく入り、風通しがいい
メゾネットタイプの賃貸は、各部屋に日光がよく入り、風通しがよく、開放的な感覚を味わえます。
メゾネットタイプの賃貸の構造上、窓の数が多く、バルコニーもあるため、換気がしやすく、湿気やカビに悩まされることも少ないです。
メゾネットタイプの賃貸を内見する際の6つのポイント
ここでは、メゾネットタイプの賃貸を内見する際のポイントを紹介します。
- 駐車場や駐輪場の空き状況
- 階段の上り下りが負担にならないかどうか
- 防音対策が施されているかどうか
- 洗濯機置場と物干しスペースの場所
- エアコンの台数や配置
- キッチンや水回りの位置
それでは、詳しく見ていきます。
駐車場や駐輪場の空き状況
車や自転車を所有する方は、内見時に駐車場や駐輪場の空き状況を確認しましょう。
また、必要に応じて、近隣の駐車施設の状況も把握しておくことが大切です。
階段の上り下りが負担にならないかどうか
メゾネットタイプの賃貸では、階段の上り下りが日常的な動作となります。
内見時には、階段の形状や高さ、幅などを確認し、負担なく移動できるかどうかを確認しましょう。
特に、高齢者や体の不自由な方は確認が必須です。
防音対策が施されているかどうか
メゾネットタイプの賃貸では、隣人との生活音が気になることがあります。
内見時に、防音対策が施されているかどうかをチェックしましょう。
仕切りの厚みや壁の材質などを確認することで、防音可能かどうかチェックできるので、しっかりと見ておくといいです。
自分ではわからない場合は、物件の担当者に聞いてみることや不動産屋に直接問い合わせてみるといいでしょう。
洗濯機置場と物干しスペースの場所
メゾネットタイプの賃貸では、洗濯機置場と物干しスペースの場所がどこにあるかどうかで居住できるかどうかが決まります。
例えば、洗濯機置き場と物干しスペースが近くにあれば、スムーズに洗濯物を干すことができますが、近くにない場合は階段を登り降りして洗濯物を干さないといけません。
メゾネットタイプの賃貸に住む場合は、洗濯機置場と物干しスペースの場所をしっかりと確認する必要があります。
エアコンの台数や配置
メゾネットタイプの賃貸では、通常のアパートやマンションと比較してエネルギー効率が悪くなりがちで、冷暖房の風がなかなか浸透しづらいです。
これは、エアコンの数や配置にもよるため、内見時に確認が必須です。
具体的な判断基準は、各部屋のエアコンの台数や配置で、夏場の暑さや冬場の寒さを凌ぐことができるかどうかになります。
キッチンや水回りの位置
生活の中心となるキッチンや水回りの配置にも注意する必要があります。
具体的には、調理する場所や収納スペースの広さ、配置が自分にとって使いやすいかどうかを確認し、日常の生活動線がスムーズに行えるかどうかを見極めましょう。
メゾネットタイプの賃貸をやめた方がいいと考えている人が次にすべきこと
結論、メゾネットタイプ以外の物件を探す必要があります。
では、どのようにして自分に合った物件を探せばいいでしょうか。
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メゾネットタイプの賃貸をやめた方がいいと思っている人からよくある質問
最後にメゾネットタイプの賃貸をやめたほうがいいと思っている人からよくある質問を紹介します。
メゾネットタイプの賃貸とは、どのような物件ですか?
メゾネットタイプの賃貸は、複数階に分かれた住居形態で、一般的には階段で上下を行き来するタイプの賃貸物件です。
リビングやキッチンなどの共用スペースが下階に配置され、寝室などのプライベートな空間が上階に配置されることが一般的です。
メゾネットタイプの物件とフラットタイプの物件の違いを教えてください。
メゾネットタイプは複数階に分かれており、階段で上下に移動する住居形態です。
一般的にはリビングやキッチンが下階に配置され、寝室などのプライベートな空間が上階にあります。
一方、フラットタイプは一つの階にまとまった平屋の住居形態で、一般的なアパートやマンションが該当します。
各住戸が独立した空間を持ち、階段はなくエレベーターで上下に移動します。
まとめ:メゾネットをやめた方がいいかどうかは自分次第
本記事では、「メゾネットはやめたほうがいいと言われる理由」について紹介しました。
「防犯面に不安があり怖い」「洗濯物を干すのが大変」「階段から転落する恐れがある」などの理由から、「メゾネットはやめたほうがいい」という声が多いです。
メゾネットタイプの賃貸をやめたほうがいいかどうかを判断する上で、以下の点が重要です。
- 駐車場や駐輪場の空き状況
- 階段の上り下りが負担にならないかどうか
- 防音対策が施されているかどうか
上記3つをしっかりと頭の中に入れて、メゾネットをやめたほうがいいかどうかを判断します。
メゾネットタイプの賃貸をやめた方がいいと考えている人は、ネット上の不動産屋「イエプラ」で自分に合った物件を探してみましょう。
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