バイク購入を検討している方で手元にまとまったお金がない人に利用されるバイクローン。
すぐに全額を払わなくてもバイクが手に入るため、バイクローンの利用を検討している人が多いのではないでしょうか。
一方、「バイクローンを利用して後悔した」や「審査に何度も落ちた」ことから、「バイクローンはやめたほうがいい」と言う声もあります。
そこで本記事では、バイクローンはやめたほうがいいと言われる理由やバイクローンをやめたほうがいい人の特徴、バイクローンの審査は甘いかどうかを紹介します。
「バイクローンはやめたほうがいい?」と疑問に思っている方は、ぜひ最後まで読んで、今後の参考にしてみてください。
バイクローンはやめたほうがいいと言われる6つの理由・デメリット
ここでは、バイクローンはやめたほうがいいと言われる理由・デメリットを紹介します。
- 審査完了まで時間がかかる
- 金利を払わないといけない
- 審査が厳しい場合がある
- 中古バイクだとローンが組めない場合がある
- 廃車や盗難の場合でもローンだけ残る
- ローンの支払いができない場合はバイクを手放すことになる
それでは、詳しく見ていきます。
審査完了まで時間がかかる
特に銀行でバイクローンを依頼した場合、審査完了までの期間が長くなる可能性があります。
理由としては、銀行での審査の場合、仮審査を挟んでしまうため、その分審査完了までの期間が延びます。
さらに休業日を挟んでしまうと、さらに時間がかかるでしょう。
具体的な日数としては、審査開始から融資までおよそ10日ほどかかります。
金利を払わないといけない
バイクローンを利用した場合、金利を払う必要があります。
金利とは、借主が貸主に払うローンの使用料のことを指し、借りたお金を返すだけでなく、それに上乗せする形で手数料も払わないといけません。
つまり、バイク本体の費用以外のコストもかかるわけです。
ローンを利用することで金利を払わないといけなく「バイクローンはやめたほうがいい」と言われる理由の1つになります。
審査が厳しい場合がある
バイクローンの審査は厳しい場合があります。
バイクローンの審査基準は一般的に公表されていませんが、あらかじめ基準は設けられています。
その基準を超えていないと審査を突破するのは厳しいです。
詳しくは、「バイクローンの審査に落ちる人の特徴」で後述します。
また、自動車と比較するとバイクの方がローンの審査のハードルが高いです。
審査する側の考えとして、自動車は生活に欠かせないものでバイクは娯楽や趣味と言う認識をされることが多く、どちらかというと無くても困らないバイクの方がローンの審査は難しいです。
中古バイクだとローンが組めない場合がある
中古バイクの場合、ローンが組めない場合があるため、「バイクローンはやめたほうがいい」と言う声があります。
理由としては、単純に中古バイクのローンを扱っているところが少ないためです。
中古バイクの販売をしているところであれば、ローンを利用できるケースがありますが、新車と比較して金利が爆上がりすることが多くあります。
バイクローンを組む場合は、中古のバイクではなく新車のバイクの方がいいでしょう。
廃車や盗難の場合でもローンだけ残る
バイクのローンを組んだ後、事故で廃車にしてしまったり盗難に遭った場合は、どうなるでしょうか。
結論、ローンだけが残ってしまいます。
つまり、バイクは壊れて使い物にならないにも関わらず、ローンを払い続けないといけません。
廃車や盗難は運要素が大きいだけにローンだけ残ってしまうのは痛いですね。
ローンの支払いができない場合はバイクを手放すことになる
お金が足りずにローンの支払いが滞った場合、バイクを手放すことになります。
基本的に125ccよりも大きいバイクであれば、バイクローンで購入すると所有権は自分ではなく貸主です。
そのため、バイクローンが払えなくなった際は、バイクを引き渡さないといけません。
ただ、銀行の場合はバイクローンを利用した段階で、所有者は自分になるため、バイクを引き渡すことはありません。
とはいえ、裁判所から差し押さえを受ける可能性が高まるため、こちらも注意が必要です。
バイクローンをやめたほうがいい人の3つの特徴
ここでは、バイクローンをやめたほうがいい人の特徴を紹介します。
- フルローンで購入しようとしている人
- バイク本体以外の費用を考慮していない人
- 安定した収入がない人
それでは、詳しく見ていきます。
フルローンで購入しようとしている人
フルローンでバイクを購入しようとしている人は、バイクローンはやめたほうがいいです。
バイクをローンで購入する場合、2つのパターンがあります。
具体的には、以下の通り。
- 頭金なしでフルローンで購入
- 頭金ありで残りをローンで購入
頭金とは、「分割払いやローンを利用する際に最初に支払うことになるお金」のことです。
この頭金があると、頭金がない場合と比較して借入金額が減るので、月々の返済額の負担も減ります。
また、前者の場合、ローンで購入するリスクを考えない人が多いため、そういった点でもバイクローンをやめたほうがいい人に該当するでしょう。
バイク本体以外の費用を考慮していない人
バイクには本体費用以外にもさまざまな費用がかかります。
具体的には、以下の通り。
- 軽自動車税
- 自動車重量税
- 自賠責保険
- バイク保険
- 車検費用
- ガゾリン代
- 駐輪場代
- メンテナンス代
- その他オプション代
バイク購入前よりも購入した後の方が費用はかかると言われることが多く、この辺りの認識が抜けている人は、バイクローンの利用はやめたほうがいいでしょう。
安定した収入がない人
安定した収入がない人は、バイクローンの利用はやめたほうがいいです。
理由としては大きく2つあります。
具体的には、以下の通り。
- バイクローンの審査が通りづらい
- バイクローンの支払いが滞る可能性がある
上記2つの観点から安定した収入があることは、非常に大事です。
安定した収入がない人は、バイクローンの利用はやめたほうがいいでしょう。
バイクローンを利用する3つのメリット
ここでは、バイクローンを利用するメリットを紹介します。
- すぐにお金が払えなくてもバイクが買える
- カードローンよりも金利が低い
- 一気にお金が減らない
それでは、詳しく見ていきます。
すぐにお金が払えなくてもバイクが買える
バイクローンを利用するメリットの1つに、お金が払えなくてもすぐにバイクが手に入る点があります。
一括払いの場合、バイクの購入にかかる支払いを1回で払わないと手に入れることができません。
一方、バイクローンを利用すると、手元にお金がなくてもバイクを手に入れることができるので、大きなお金が手元にない人にとってはありがたい制度ですね。
カードローンよりも金利が低い
バイクローンはカードローンよりも金利が低い点もメリットの1つと言えます。
ローン | 金利 |
---|---|
横浜銀行マイカーローン | 0.9~2.4% |
りそなマイカーローン | 1.2~3.8% |
アイフルカードローン | 3.0~18.0% |
プロミスカードローン | 4.5~17.8% |
上記の通りで、バイクローンとカードローンを比較すると、バイクローンの方が金利が低いことがわかります。
カードローンよりも金利が低いのは、バイクローンを利用するメリットの1つですね。
一気にお金が減らない
大きな支出にならない点もメリットと言えます。
バイクローンは、月々一定額を支払う形になるため、一括払いのように口座から多額のお金が減る心配がありません。
今後、何か大きな額の支払いが控えている場合や発生してしまった場合に有効な支払い方法と言えるでしょう。
バイクローンの審査は甘い?
結論、バイクローンの審査は甘くありません。
先ほども書いたように、自動車を購入する時と比較すると、趣味や娯楽として利用すると捉えられがちなバイクの方が審査は通りづらい傾向にあります。
また、すでに何らかのローンを組んでいる人の場合もバイクローンの審査を突破するのは難しいです。
バイクローンの審査は決して甘くないことを頭に入れておきましょう。
バイクローンの審査に落ちる人の特徴
結論、返済する余力や支払い能力がない人になります。
上記に該当する場合は、バイクローンの審査に落ちてしまいます。
では、「返済する余力や支払い能力がない人」はどのように判断するのでしょうか?
具体的には、以下の通りです。
- 自己破産歴がある人
- ブラックリスト入りしている人
- 複数ローンを組んでいる人
- 過去にローンの支払いができなかった人etc
手元にお金がなくても購入できるからと言ってバイクローンが通るかどうかは別問題なので、ある程度「返済する余力や支払い能力がある人」でないとバイクローンは利用できません。
バイクローンの審査を行う前に自分が「バイクローンの審査に落ちる人の特徴」に該当していないかどうか確認しましょう。
バイク購入はローンと一括どっちがいい?
結論から言うと、手元にお金がしっかりとある人であれば「一括払い」でバイクを購入するのがベストです。
大きな支出にはなってしまいますが、利息はかかりませんし、審査期間も発生しないので、一番リスクなくスピーディーにバイクを手に入れられます。
ただ、本記事で説明したバイクローンのメリットデメリットがしっかりと頭に入っている人でバイク資金が手元にない人であれば、バイクローンを利用して購入するのもありです。
ここで大事なことは、一括払いとローンのメリットデメリットを把握した上で自分に合った方法は何かをしっかり考えた上で、最善の方法を模索することになります。
バイクが欲しいからと言って闇雲にローンを利用するのは悪手です。
どちらの方法が適しているか、本記事を通して考えてみるといいでしょう。
まとめ:バイクローンをやめたほうがいいかどうかは自分次第
本記事では、「バイクローンはやめたほうがいい理由」について紹介しました。
「審査完了まで時間がかかる」「金利を払わないといけない」「審査が厳しい場合がある」などといった理由から「バイクローンはやめたほうがいい」と言う声があります。
バイクローンはやめたほうがいいかどうかを判断する上で、以下の点が重要です。
- 支払い能力があるかどうか
- 自己破産歴やブラックリストに入っていないかどうか
- バイクローンのメリデメを理解しているかどうか
上記3つをしっかりと頭の中に入れて、バイクローンはやめたほうがいいかどうかを判断しましょう。