副業や在宅ワークが普及している現在、多くの方に利用されているクラウドワークス。
クラウドソーシングサイトの中でも最大手のプラットフォームで、副業を始めようと考えている方や在宅ワークをしたい方に最適なサービスになります。
一方、「初心者は単価の高い案件が取れない」「やばい案件や詐欺案件がある」「システム手数料が高い」などを理由に、「クラウドワークスはやめたほうがいい」という声もあります。
そこで本記事では、クラウドワークスをやめたほうがいい理由ややめたほうがいい人の特徴、クラウドワークスでお金を稼ぐコツを紹介します。
「クラウドワークスはやめたほうがいい?」と疑問に思っている方は、ぜひ最後まで読んで、今後の参考にしてみてください。
クラウドワークスはやめたほうがいいと言われる8つの理由
ここでは、クラウドワークスはやめたほうがいいと言われる理由を紹介します。
- 悪い口コミ・評判がある
- 初心者は単価の高い案件が取れない
- やばい案件や詐欺案件がある
- システム手数料が高い
- 自分自身で全て行うため学びの機会がない
- 継続案件の獲得が難しく単発になりがち
- 案件完了まで時間がかかる
- 競争率が高い
それでは、詳しく見ていきます。
悪い口コミ・評判がある
クラウドワークスに関する口コミや評判が悪いことから、利用するのはやめたほうがいいという声があります。
例えば、X(旧Twitter)を見てみると上記のような口コミが散見されます。
特にSNSで言えますが、ネガティブな情報は拡散されやすく、悪目立ちしやすいです。
そのため、クラウドワークスについて何も知らない人が見ると、「やばい」「怪しい」「危険」といった印象を与えてしまい、クラウドワークスはやめたほうがいいという考えに至る人もいるでしょう。
クラウドワークスの利用が多いからこそ起きる現象と言えます。
初心者は単価の高い案件が取れない
クラウドワークスはクラウドソーシングサイトの中でも最大手のプラットフォームになるため、さまざまな種類の案件があります。
ただ、誰でも案件を獲得できるわけではなく、駆け出しの頃は1つの案件を受注するのに多くの時間がかかってしまいます。
理由は、以下の通り。
- 利用者が多いので競争率が高い
- 業務経験のない案件は受注するのが難しい
また、クラウドワークスでの実績が少ない場合は、単価の高い案件を獲得することも難しいため、初心者のうちは低単価の案件をこなして実績を積まないといけません。
やばい案件や詐欺案件がある
クラウドワークスにある案件の中には、やばい案件や詐欺案件と呼ばれるものがあります。
特徴は、以下の通り。
- 案件の詳細が不明瞭
- 評価の低いクライアントが発注している
- テストライティングやトライアルが多い
- 情報商材やスクールへの勧誘がある
- ネットワークビジネスの案件
上記に該当する案件は、詐欺案件と認識して良いでしょう。
システム手数料が高い
クラウドワークスの手数料は以下の通りになります。
報酬額 | システム利用料 |
---|---|
20万円超の部分 | 5% |
10万円超20万円以下の部分 | 10% |
10万円以下の部分 | 20% |
タスク形式での場合 | 20% |
上記の通りで、基本的に報酬額が10万円以下の案件が多いため、多くの方は案件に対して手数料20%とられる形になります。
また、クラウドワークスの場合、銀行口座への振り込みも手数料がかかります。
具体的には、楽天銀行への振り込みの場合は100円、他の銀行口座への振り込みの場合は500円の手数料が発生します。
クラウドワークスを利用し始めた頃は、低単価の案件を受注することがほとんどで、手数料の割合も20%と多くなりがちです。
時給換算するとブラック企業未満のお金しかもらえないことも多々あり、ユーザーにとって手数料の負担は大きいと言えるでしょう。
同期や仲間が作りづらく学びの機会がない
クラウドワークスには利用者同士の繋がりやマッチングを行う場が設けられていないため、オンラインサロンや通常の会社のように、縦と横のつながりを作ることが難しいです。
会社やオンラインサロンであれば、さまざまな人と交流する機会があるため、いろんな人とつながりができ、多くのことを学ぶことができます。
クラウドワークスにはそのような交流の場はなく、自分1人で基本的に案件の獲得から納品まで行わないといけないので、学びの機会を作ることができないのは、デメリットの1つと言えるでしょう。
継続案件の獲得が難しく単発になりがち
クラウドワークスでお金を稼ぐ1つのコツとして「継続案件を獲得すること」が挙げられます。
継続案件を獲得するには、単発案件から継続案件化する方法と継続前提の案件を受注する2つの方法があります。
ただ駆け出しの頃は、案件を受注してもスキル不足が原因で継続案件につなげるハードルが高いため、単発案件止まりで終わりがちです。
案件完了まで時間がかかる
クラウドワークスでは、利用者と案件数が多いことから、案件完了まで時間がかかってしまいます。
そのため、クラウドワークス1本で生計を立てるのは非常に難しいです。
クラウドワークスを利用するのであれば、副業や独立までの実績づくりでの利用にとどめ、他のクラウドソーシングサイトも併用するのがベストです。
競争率が高い
クラウドワークスの利用者はクラウドソーシングサイトの中でもトップクラスで多いため、競争率も非常に高いです。
それに伴い、クラウドワークスである程度受注実績が積み上がるまでは、案件の受注はとても難しいです。
特に、最初の1案件目がとても難しく、逆に1つ目の案件を受注できると2つ目以降も安定して受注できるようになります。
ただ、競争率が高くて1つめの案件が受注できず、クラウドワークスを利用しなくなる人がほとんどなので、競争率の高さでクラウドワークスの利用をやめたほうがいいと考えている人も一定数います。
クラウドワークスの利用が向いていない人の4つの特徴
ここでは、クラウドワークスの利用が向いていない人の特徴を紹介します。
- クライアントワークが苦手な人
- すぐに大金を稼ぎたい人
- 安定した収入を求める人
- やばい・悪質な案件の見極めができない人
それでは、詳しく見ていきます。
クライアントワークが苦手な人
クラウドワークスで扱っている案件は、基本的にクライアントワークになります。
クライアントワークとは、名前の通り顧客(クライアント)相手に行うビジネスのことです。
ブログ運営などのように自分だけで完結するビジネスではないため、報連相の徹底であったり売上期日があったりと制限や縛りがたくさんあります。
人によってはクライアントワークが性に合わない人がいるので、そのような人はクラウドワークスを利用するのはやめたほうがいいでしょう。
すぐに大金を稼ぎたい人
クライアントワークは即金性があると言われているものの、安定して稼げるようになるのに時間がかかります。
元々、その案件に対する実務経験があれば、すぐに稼げるようにはなるものの、完全未経験であれば低単価の案件をこなして実績を積む時間や学ぶ時間が必要になります。
そのため、すぐにお金を稼ぎたい人は、クラウドワークスの利用は向いていません。
安定した収入を求める人
クラウドワークスで継続案件を獲得できると、単発の時よりも長期で案件を受注することができるので、定期的な収入を得ることができます。
ただ、会社員として企業に属している人と比較すると、瞬間風速的に大きな額を稼げるかもしれませんが、安定はしていません。
なので、クラウドワークスの案件を本業にして稼ごうとするのはやめたほうがいいでしょう。
たとえ、継続案件を受注したとしても、会社員よりも最も簡単に契約を打ち切られることが多いのが、フリーランスの世界です。
最終的に独立してフリーランスで稼ぐにしても、最初は副業レベルで案件を受注して軌道に乗せることが重要になります。
決して、いきなり独立してフリーランスになることはやめましょう。
やばい・悪質な案件の見極めができない人
クラウドワークスにはやばい案件や悪質な詐欺案件が混在しているケースがよくあります。
例えば、以下のような案件です。
- 案件の詳細が不明瞭
- 評価の低いクライアントが発注している
- テストライティングやトライアルが多い
- 情報商材やスクールへの勧誘がある
- ネットワークビジネスの案件
このような案件は、クラウドワークスをよく利用していて案件の良し悪しがわかる人であれば、見分けることは簡単ですが、初心者の方は騙されやすいです。
そのため、やばい案件や悪質な詐欺案件を見分けるのが苦手な人は、クラウドワークスの利用は危険と言えます。
見分ける方法として一番簡単なのが、「クライアントの評価を見ること」ですね。
やばい案件や悪質な詐欺案件を発注している人は、総じて低評価を受けている人が多いです。
見分け方の参考にしてみてください。
クラウドワークスの利用が向いている人の5つの特徴
ここでは、クラウドワークスの利用が向いている人の特徴を紹介します。
- 副業をしたい人
- スキルや経験を貯めたい人
- 自由度の高いビジネスライフを送りたい人
- 営業スキルや人脈に弱みを感じている人
- スポットで案件を探している人
それでは、詳しく見ていきます。
副業をしたい人
これから副業で稼いでいきたい人は、クラウドワークスの利用が向いています。
クラウドワークスには、以下のジャンルの案件が揃っています。
- システム開発
- AI(人工知能)・機械学習
- アプリ・スマートフォン開発
- ホームページ制作・Webデザイン
- ECサイト・ネットショップ構築
- デザイン
- 動画・映像・アニメーション
- 音楽・音響・ナレーション
- ビジネス・マーケティング・企画
- ライティング・記事作成
- 事務・カンタン作業
- 写真・画像
- 3D-CG制作
- ネーミング・アイデア
- 翻訳・通訳サービス
- 製品設計・開発
- 相談アドバイス・暮らし・社会
- プロジェクト・保守運用メンバー募集
実務経験のある方から未経験の方まで幅広いスキルレベルの案件が取り揃えられていて、副業をするにはピッタリのプラットフォームです。
また、報酬体系も成果報酬から時給単価まであるため、自分の希望や条件に合った案件に取り組むことができます。
スキルや経験を貯めたい人
スキルや実務経験を貯めたい人は、クラウドワークスの利用が向いています。
副業を始めたての頃や駆け出しフリーランスの場合、スキルや経験が足りてなくて、案件に応募できないケースや採用されないケースがどうしても発生してしまいます。
クラウドワークスではさまざまなレベルの案件が取り揃えられているので、スキルや経験を積む場として最適なプラットフォームと言え、これから副業やフリーランスで稼ぎたい人にはいい修行場と言えるでしょう。
自由度の高いビジネスライフを送りたい人
今後のビジネスライフを考える上で、場所を選ばずに自分の好きな時間に仕事をしてお金を稼ぎたいという方もいるはず。
そのような方にもクラウドワークスはおすすめです。
クラウドワークスは基本的に在宅ワークの案件がほとんどで、稼働時間も自分自身で選べることが多いです。
そのため、自由度の高いビジネスライフを送りたい人に向いています。
営業スキルや人脈に弱みを感じている人
クラウドワークスが普及する以前は、個人の名前で案件を受注する場合、通常はクライアント先に直接営業をかけて案件を獲得する必要がありました。
しかし、クラウドワークスが普及した今、自分で営業をかけて案件を受注する必要はなく、クラウドワークス内で案件選びやクライアントとのやりとりが一括でできるため、以前よりも容易に案件の獲得が可能になりました。
副業ワーカーやフリーランスの方で、営業スキルや横のつながりに不安を感じている人は、クラウドワークスを利用がおすすめです。
スポットで案件を探している人
クラウドワークスでは、スポット案件の数も豊富にあります。
スポット案件とは、短期スパンで作業する案件のことで、継続案件のように長期スパンで取引を行う案件とは対局にある案件です。
例えば、本業の合間や隙間時間を利用して作業したい場合にスポット案件が最適で、スポット案件を探すのであれば、案件が豊富にあるクラウドワークスを利用するのがいいでしょう。
クラウドワークスでお金を稼ぐ6つのコツ
ここでは、クラウドワークスでお金を稼ぐコツを紹介します。
- プロフィールやポートフォリオを魅力的にする
- プロクラウドワーカーになる
- 単発案件から継続案件につなげる
- クライアントへの営業スキルや交渉スキルを高める
- テストライティングなどは受けない
- 地雷案件は必ず回避する
それでは、詳しく見ていきます。
プロフィールやポートフォリオを魅力的にする
プロフィールやポートフォリオを魅力的にすることで、案件獲得につながり、結果的にお金を稼げるようになります。
未経験の場合はポートフォリオを作ることは難しいかもしれませんが、プロフィールであれば工夫次第で魅力的にすることが可能です。
具体的には、以下のことを書くといいでしょう。
- 経歴
- 対応可能業務
- 稼働可能時間
- 対応可能なチャットツール
- 意気込み
この辺りを抑えてプロフィールを作ることで、案件獲得に繋がるプロフィールを作成できます。
プロクラウドワーカーになる
クラウドワークスには限られたワーカーがなることができる「プロクラウドワーカー」という制度があります。
プロクラウドワーカーに認定されるには、以下の条件を満たす必要があります。
- 過去1年納品完了率90%以上
- 総合評価4.8以上
- 獲得報酬額月間200位以内
- 過去1年スカウト数5回以上
- コミュニケーション評価4.8以上
- プロフィール&自己PR設定完了済み
つまり、プロクラウドワーカーは発注者にとって信頼度の高いワーカーで、案件も獲得しやすくなります。
プロクラウドワーカーになるには時間がかかりますが、仮にプロクラウドワーカーに認定されるとクラウドワークスでの仕事探しが簡単になり、さらにお金が稼げるようになるでしょう。
単発案件から継続案件につなげる
案件を受注した後に意識することは、とにかくクライアントにとって「この人にお仕事を任せたい」と思わせることです。
理由は、単発案件が継続案件化して、結果的に安定してお金を稼げるからです。
案件を受注した際は、とにかくクライアントの信頼を積み上げていき、継続案件化させることを意識してください。
クライアントへの営業スキルや交渉スキルを高める
クラウドワークスでは、特に営業スキルや交渉スキルが必要ありませんが、今後さらに単価を上げていくのであれば、営業スキルや交渉スキルが必須になります。
クライアントとの単価交渉やSNSや直取引で案件を受注する場合に、営業スキルや交渉スキルの有無がものを言います。
クライアントとの折衝経験やスキルがあれば、自由自在に単価を上げることが可能になり、以前よりも簡単にお金を稼げるようになります。
テストライティングなどは受けない
クラウドワークスの案件の中には、テストライティングやトライアルを設けている案件があったりします。
いわゆる会社で言う試用期間みたいなもので、テストライティングやトライアルのパフォーマンスが良ければ、その後採用される運びになります。
テストライティングやトライアルを設ける意図としては、「スキル不足なワーカーやハズレのワーカーを見極める」ためで、導入しているクライアントも結構多いです。
ただ、中には最初から本採用する気はなく、テストライティングだけやらせる悪徳クライアントもいるため、額面通りに受け取るのは危険です。
個人的には、テストライティングやトライアルを設けている案件は受ける必要はないと考えていて、その方がワーカー側が労働搾取されずに済みます。
なので、案件探しの際はテストライティングやトライアルを設けていない案件に絞って探すのがいいでしょう。
地雷案件は必ず回避する
地雷案件の定義は、以下の通り。
- 案件の詳細が不明瞭
- 評価の低いクライアントが発注している
- テストライティングやトライアルが多い
- 情報商材やスクールへの勧誘がある
- ネットワークビジネスの案件
このような案件は、必然的にワーカー側が搾取される構造になっていて、初心者が集まりやすいクラウドワークスには地雷案件が多く蔓延っています。
特に初心者向けの案件なのに高単価を謳っている案件には注意が必要です。
クラウドワークスをやめたほうがいいと考えている人からよくある質問
最後に「クラウドワークスをやめたほうがいい」と考えている人からよくある質問を紹介します。
クライアントとのトラブルが発生した場合はどうしたらいい?
まずはクライアントと直接コミュニケーションを取り、問題解決を試みます。解決しない場合は、クラウドワークスのサポートチームに連絡するのが最適です。詳しくは、以下のページを参考にどうぞ。
評価が低いクライアントの仕事は避けたほうがいい?
結論、避けた方がいいです。理由としては、過去の案件でトラブルを抱えていたり、詐欺案件を発注していたりするなどワーカーがデメリットを受ける可能性が高いためです。
まとめ:クラウドワークスをやめたほうがいいかどうかは自分次第
本記事では、「クラウドワークスをやめたほうがいいと言われる理由」について紹介しました。
「初心者は単価の高い案件が取れない」「やばい案件や詐欺案件がある」「システム手数料が高い」
などの理由から、「クラウドワークスはやめたほうがいい」という声が多いです。
クラウドワークスはやめたほうがいいかどうかを判断する上で、以下の点が重要です。
- クライアントワークが苦手かどうか
- すぐに大金を稼ぎたいかどうか
- 安定した収入を求めるかどうか
上記3つをしっかりと頭の中に入れて、クラウドワークスをやめたほうがいいかどうかを判断すると、自分に合っているかどうかを見極めることが可能です。