JR東日本が提供している交通系ICカードSuica。
スマホで簡単に管理できることや並ばずに定期券やグリーン券を購入できることからモバイルSuicaの利用者も非常に多いです。
一方、モバイルSuicaを実際に利用した人から「怖い」「やめたい」「後悔」といった感想を耳にすることもあり、「モバイルSuicaはやめたほうがいい」と考える人もいます。
そこで本記事では、モバイルSuicaをやめたほうがいいと言われる理由ややめたほうがいい人の特徴、SuicaカードとモバイルSuicaどっちがいいかなどを紹介します。
「モバイルSuicaをやめたほうがいい?」と疑問に思っている方は、ぜひ最後まで読んで、今後の参考にしてみてください。
モバイルSuicaをやめたほうがいいと言われる6つの理由・デメリット
ここでは、モバイルSuicaをやめたほうがいいと言われる理由・デメリットを紹介します。
- ポイントを貯めるためにはJREポイントサイトに登録が必要
- スマホの機種によって利用できない場合がある
- スマートフォンの充電が切れたら使えない
- チャージの際にインターネット回線が必須
- 機種変更時にデータを移行する必要がある
- 不具合が起きた時、残高などが見れない
それでは、詳しく見ていきます。
ポイントを貯めるためにはJREポイントサイトに登録が必要
鉄道利用やSuica決済、駅ビルでのお買い物でモバイルSuicaを使うと、JREポイントが貯まります。
モバイルSuicaに溜まったJREポイントは、次回以降のお買い物や鉄道での利用、そして1ポイント1円として使うことが可能です。
ただ、モバイルSuicaにJREポイントを貯めるには、JREポイントサイトに登録する必要があります。
人によってはJREポイントサイトへの登録が面倒に感じて、「モバイルSuicaをやめたほうがいい」と感じている人がいるようです。
スマホの機種によって利用できない場合がある
モバイルSuicaは、スマホの機種によって利用できる端末とできない端末があります。
具体的には、Felicaを搭載したスマホであれば利用可能です。
詳しくは、モバイルSuica・PASMO対応機種一覧掲載.pdfで記載されていますので、参考にしてみてください。
スマートフォンの充電が切れたら使えない
モバイルSuicaはスマホを使わないと利用できないため、スマホの充電が切れた場合、必然的にモバイルSuicaは利用できなくなります。
普段、充電をよく切らしている人は不便に感じるかもしれません。
チャージの際にインターネット回線が必須
モバイルSuicaにお金をチャージ(入金)する場合、インターネット回線が必要になります。
そのため、インターネット回線がない環境や回線が不安定な環境の場合、モバイルSuicaにお金をチャージできません。
特に、通信障害が起きた場合がとても不便で、その時に「モバイルSuicaをやめたほうがいい」と感じる人もいます。
機種変更時にデータを移行する必要がある
機種変更の際、スマホ端末に入っているデータを新しい端末に移行する必要があります。
モバイルSuicaも例外ではなく、新しい端末にデータを移行しないといけません。
また、機種変更に伴うデータ移行が自分でできない場合、手数料がかかるため、無駄なコストが発生してしまう点で「モバイルSuicaをやめたほうがいい」という声があります。
不具合が起きた時、残高などが見れない
先ほど少し触れましたが、スマートフォンを利用している以上、何かしらのトラブルや障害はつきものです。
例えば、電波障害やモバイルSuicaのバグなどになります。
このようなトラブルが発生した場合、一時的にモバイルSuicaが使えなくなり、残高情報の閲覧やモバイルSuicaの利用ができません。
モバイルSuicaが必要と迫られている状況でこのような障害やトラブルがあるとユーザーにとってはとても困りますね。
モバイルSuicaをやめずにやってしまった体験談
モバイルSuicaの利用をやめたほうがいい人の3つの特徴
ここでは、モバイルSuicaの利用をやめた方がいい人の特徴を紹介します。
- 電車を利用しない人
- 買い物等でモバイルSuicaを利用しない人
- モバイルSuicaが利用できないスマホの人
それでは、詳しく見ていきます。
電車を利用しない人
そもそもSuicaとは、JR東日本が提供している交通系ICカードになります。
そのため、電車やバスといった交通機関での利用を想定して作られたサービスです。
したがって、普段の通学や通勤でSuicaを利用しないユーザーは、モバイルSuicaの利用はやめたほうがいいです。
買い物等でモバイルSuicaを利用しない人
モバイルSuicaは、交通機関だけでなく買い物やSuicaで決済可能な店舗でも利用することができます。
仮に交通機関だけでしか利用しない場合は、モバイルSuicaの機能を最大限利用できているとは言えないため、正直そこまで旨味がありません。
例えば、交通機関はモバイルSuicaを使うけど、それ以外ではPaypayでの支払いがメインといったケースです。
このような場合は、モバイルSuicaの利用はやめたほうがいいと言えます。
モバイルSuicaが利用できないスマホの人
先ほども書きましたが、モバイルSuicaを利用できるスマートフォンは決まっており、機種によってはモバイルSuicaが利用できない場合があります。
詳しくは、モバイルSuica・PASMO対応機種一覧掲載.pdfに書かれています。
モバイルSuicaが利用できない端末の場合は、モバイルSuicaの利用はやめて、他の方法でポイントを貯めるのがいいです。
モバイルSuicaの利用が向いている人の4つの特徴
ここでは、モバイルSuicaの利用が向いている人の特徴を解説します。
- 電車やバスで通勤や通学をよくする人
- ICカードを取り出すのがめんどくさい人
- 定期券やグリーン券を券売機に並ばず購入したい人
- モバイルSuicaを利用して買い物をする人
それでは、詳しく見ていきます。
電車やバスで通勤・通学をよくする人
モバイルSuicaは通勤・通学シーンで電車やバスを頻繁に利用する人に向いています。
通勤・通学時間は人が多いため、券売機に並んで切符を購入する時間やカバンからICカードを取り出す余裕はないと思います。
そのようなときに有効なのがモバイルSuicaでスマホ1つで改札を通ることや運賃の決済が可能です。
ICカードを取り出すのがめんどくさい人
カバンからICカードを取り出す時間がもったいない人にもモバイルSuicaは向いています。
カード型のSuicaを利用している場合、カバンや財布から取り出して提示する必要があり、人によっては手間がかかります。
スマホであれば、いつも手に持っている人も多いので、スムーズに提示することが可能です。
ストレスフリーに公共交通機関を利用したい人は、モバイルSuicaがおすすめです。
定期券やグリーン券を券売機に並ばず購入したい人
定期券やグリーン券を購入する場合、長い時間列に並んで順番を待たないといけないため、大きな時間ロスが発生します。
一方、モバイルSuicaであれば定期券やグリーン券はスマートフォンで購入することができ、わざわざ列に並ぶ必要がありません。
また、購入した定期券やグリーン券はスマートフォンで補完するため、紛失することもないです。
モバイルSuicaを利用して買い物をする人
モバイルSuicaを利用してお買い物や決済を頻繁に行う方にも向いています。
モバイルSuicaの利用に応じてJREポイントがたまり、次回以降のお買い物や公共交通機関の利用で使用できます。
また、電子決済で商品を簡単に購入できるので、財布から現金や小銭を出す手間が省けるのも大きなメリットです
SuicaカードとモバイルSuicaどっちがいい
ここでは、SuicaカードとモバイルSuicaどっちがいいかについて解説します。
以下でSuicaカードとモバイルsuicaのメリットを比較しました。
Suicaカードの利用がおすすめの人 | モバイルSuicaの利用がおすすめの人 |
---|---|
スマートフォンの対応モデルをお持ちでない方 現金支払いを好む方 チャージのための待ち時間を気にしない方 改札で残高不足に悩まされることがない方 スマートフォンのバッテリーがすぐになくなる方 定期券ケースを手軽に取り出せる方 | 対応するスマホを持っている方 Suicaエリア外に住んでいる方 JRE POINTを貯めている方 買い物や電車でSuicaをよく利用する方 並ぶのが面倒くさい方 定期券やカード型Suicaを失くしやすい方 |
自分がどちらに該当しているかを確認して、SuicaカードとモバイルSuicaどっちがいいかを判断してみてください。
モバイルSuicaからSuicaカードに戻す方法
ここでは、現在モバイルSuica利用者でSuicaカードに戻したい方向けに、モバイルSuicaからSuicaカードに戻す方法を紹介します。
結論として、原則としてモバイルSuicaからSuicaカードに戻すことはできません。
質問
モバイルSuicaからカードに戻す方法
モバイルSuicaをカードタイプのSuicaに移行したい
回答
モバイルSuicaからカードタイプのSuicaに情報を移行することはできません。
ただし、改めてSuicaカードを購入することで、モバイルSuicaからSuicaカードには戻せます。
その際、「モバイルSuicaを払い戻す場合、手数料が発生する」ことには注意しましょう。
手数料を発生させることなく、モバイルSuicaからSuicaカードに戻す場合は、以下の方法がベストです。
■SF(電子マネー)残額
モバイルSuicaとして使い切っていただいた後、カードタイプのSuicaを利用する■定期券
モバイルSuicaからカードに戻す方法
モバイルSuicaでご利用中の定期券の有効期限が切れてから、改めてカードタイプのSuicaを購入する。
ぜひ、参考にしてみてください。
モバイルSuicaをやめたほうがいいと思っている人からよくある質問
最後に「モバイルSuicaはやめたほうがいいと思う人」からよくある質問を紹介します。
スマホのバッテリーが切れたらどうすればいい?
iphoneの場合、予備電源機能があれば使用可能で、Androidの場合は電源オフでも利用できます。
機種変更する時はどうすればいい?
スマホをなくしたらどうする?
払い戻しはできる?
払い戻し可能です。詳しくは、こちらからご確認ください。
解約方法を教えてください
スマートフォンにSuicaの設定をしている場合は可能です。Suicaの設定をしていない場合は、お問い合わせフォームからお手続きください。
まとめ:モバイルSuicaのメリットとデメリットを理解してやめるかどうか判断しよう
本記事では、「モバイルSuicaはやめたほうがいいと言われる理由」について紹介しました。
「ポイントを貯めるためにはJREポイントサイトに登録が必要」「スマホの機種によって利用できない場合がある」「スマートフォンの充電が切れたら使えない」などの理由から、「モバイルSuicaはやめたほうがいい」という声が多いです。
モバイルSuicaはやめたほうがいいかどうかを判断する上で、以下の点が重要です。
- モバイルSuicaの利用頻度が少ないかどうか
- モバイルSuicaが利用不可能な携帯機種ではないかどうか
- 現金支払いが好きかどうか
上記3つをしっかりと頭の中に入れて、モバイルSuicaはやめたほうがいいかどうかを判断しましょう。