登録制バイトは、「履歴書や面接なしで働ける」や「スケジュールを自分主導で組める」といったメリットがあるため、学生やフリーター、主婦からとても人気です。
一方、「安定した収入が期待できない」「怪しい求人がある」「就活や転職でスキルや経験をアピールできない」などといったデメリットがあり、「登録制バイトはやめたほうがいい」という声もあります。
そこで本記事では、登録制バイトはやめたほうがいい理由ややめたほうがいい人の特徴、逆に登録制バイトが向いている人や安全で働きやすい登録制バイトの選び方などを紹介します。
「登録制バイトはやめたほうがいい?」と疑問に思っている方は、ぜひ最後まで読んで、今後の参考にしてみてください。
登録制バイトをやめたほうがいいと言われる8つの理由・デメリット
ここでは、登録制バイトをやめたほうがいいと言われる理由・デメリットを紹介します。
- 登録会や説明会に行くのが手間
- 安定した収入が期待できない
- 何度も連絡を入れないといけない
- 就活や転職の際にスキルや経験をアピールしづらい
- 人との繋がりが広がりづらい
- シンプルに怪しい
- 単純作業が多くて飽きやすい
- 勤務地が遠い場合がある
それでは、詳しく見ていきます。
登録会や説明会に行くのが手間
登録制バイトに登録する場合、一度派遣会社が主催している登録会や説明会に足を運ぶ必要があります。
WEB上で申し込みを行った後、登録会や説明会で登録を行うという流れで、人によってはこれが面倒くさいと感じるかもしれません。
派遣会社の中には、説明会などがない場合があるので、登録会や説明会に行くのが手間と感じる人はそちらを選ぶのがいいでしょう。
安定した収入が期待できない
登録制バイトは、アルバイト先の会社ではなく派遣会社に雇用されているため、給料面は安定していません。
具体的には、仕事がある場合はその期間お金を稼ぐことができますが、仕事がない場合は無収入になります。
アルバイト先の会社で雇われている場合は、シフト時間は必ずお金がもらえるだけに安定した収入が期待できないと言えるでしょう。
何度も連絡を入れないといけない
登録制バイトで働く場合、派遣会社によっては何度も連絡を入れないといけない場合があります。
具体的には、以下について登録先の派遣会社に連絡を入れます。
- 出発時間
- 到着時間
- 始業時間
- 就業時間
- お昼休憩の開始時間
- お昼休憩の終了時間etc
人によっては「うわぁ」って思う人がいるかもしれませんね。
登録制バイトで仕事をする場合は派遣会社への報告が必要となり、報告を怠った場合その日は勤務してないとみなされることがあるので注意が必要です。
就活や転職の際にスキルや経験をアピールしづらい
登録制バイトで働くと就活や転職の際に活かせると考える人もいるかもしれません。
ただ、現実を言うと、登録制バイトでの経験はそこまでプラスにはならないです。
理由としては、特別なスキルが必要ない単純作業の求人がほとんどだからです。
しかし、中には接客を必要とするバイトもあるので、そういった仕事であればコミュニケーションスキルを磨くことができ、次の職場でも活かせるでしょう。
人との繋がりが広がりづらい
登録制バイトでは人とのコミュニケーションが必要なく仕事を進めることが大半で、談笑しながら和気藹々と仕事を進めたい方にとっては苦痛と感じるかもしれません。
また、人と人の繋がりができづらいのもデメリットと言えます。
シンプルに怪しい
登録制バイトがどのような仕組みになっているのか外からわかりづらいことから、「怪しい」と感じる人が多いです。
また、登録制バイトの中にはサクラ求人や詐欺に近い求人も紛れていることがあるため、余計に印象を悪くしています。
求人を選ぶ側がしっかりとリテラシーを持って判別する必要があります。
単純作業が多くて飽きやすい
登録制バイトによくある求人を以下でまとめました。
- 軽作業スタッフ
- 成績表のデータ入力
- 荷物運び
- 仕分けスタッフ
- シール貼り
- 梱包
- 品出し
上記のような求人が9割を占めており、ほぼ単純作業になります。
そのため、単純作業が苦手な人であれば、登録制バイトはやめたほうがいいと言えるでしょう。
勤務地が遠い場合がある
登録制バイトは、一定の頻度でいろんな場所に派遣されます。
そのため、中には全然土地勘のない場所や自宅から遠い場所で勤務するケースもあります。
決まった場所に腰を据えて仕事をしたい人には向いてなく、「登録制バイトをやめたほうがいい」と考える理由の1つと言えます。
登録制バイトで働いたことがある人の体験談
登録制バイトで働く6つのメリット
ここでは、登録制バイトで働く6つのメリットを紹介します。
- 都合の悪い日は働かなくて良い
- 人間関係で悩むことがない
- 給与は日払い・週払い・月払いを選択可能
- 履歴書や面接なしで働けることが多い
- 未経験でも働ける求人がある
- 求人数が豊富で自分に合った仕事を選べる
それでは、詳しく見ていきます。
都合の悪い日は働かなくて良い
登録制バイトであれば、自分で都合の良い時間だけをピックアップして働くことができるので、自分のライフスタイルに合わせた働き方ができます。
また、登録先の派遣会社から都合の良い時間に働ける求人を紹介してもらうこともできるため、自分で探した時には見つからなかった求人にもアプローチが可能です。
人間関係で悩むことがない
仕事選びで一番心配なのが人間関係。
人間関係がうまくいかない理由の1つに「コミュニケーション」が挙げられます。
登録制バイトではコミュニケーションを介さない仕事が多いので、無言で淡々と仕事をする形になります。
なので、コミュニケーションを理由に人間関係がうまくいかないことはないと言えるでしょう。
給与は日払い・週払い・月払いを選択可能
登録制バイトでは、給与が「日払い・週払い・月払い」の3パターンを選ぶことができます。
すぐにお金が必要な場合は日払い、月の給料としてもらいたい場合は月払いといった感じで、個人のライフスタイルや考え方によって選択できるのは嬉しいですね。
履歴書や面接なしで働けることが多い
登録制バイトは履歴書や面接なしで働ける求人が多いです。
通常、バイト求人に応募して採用されるまでに書類選考や面接を受けて採用可否が判断されます。
それ以外に履歴書作成や面接本番までの準備を含めると、実際に働くまでに時間がかかってしまいます。
登録制バイトであれば、上記のフローを飛ばして働くことができるので、スピーディーに動けるのは大きなメリットになります。
未経験でも働ける求人がある
登録制バイトは未経験OKの求人が多いので、過去にバイト経験がない主婦やフリーター、学生の方でも採用される可能性が高いです。
採用までのハードルの低さも登録制バイトのメリットと言えます。
求人数が豊富で自分に合った仕事を選べる
登録制バイトでは、登録先の派遣会社からの紹介分だけでなく、自分で選んだ求人にも応募することができます。
また、求人数も豊富にあるので、より自分に合った仕事を選ぶことが可能です。
登録制バイトで働く際の4つの注意点
ここでは、登録制バイトで働く際の注意点を紹介します。
- 給料が日払い・週払い・月払いどれなのかわからない場合がある
- 登録制バイトで働くことができない場合がある
- 交通費が支給されないところがある
- 詐欺まがいの怪しいバイトがある
それでは、詳しく見ていきます。
給料が日払い・週払い・月払いどれなのかわからない場合がある
登録先の派遣会社によっては、給与の支払いがいつ行われるのかわからないことがあります。
例えば、求人票に「日払い・週払い・月払い」のどれなのか曖昧なケースです。
こういった場合は、直接登録先の派遣会社に問い合わせてみるのがいいでしょう。
最悪の場合、未払いで済まされることもありますので、ここは目を光らせておくべきところです。
登録制バイトで働くことができない場合がある
登録制バイトでは誰でも働けるわけではありません。
実は登録できる人の条件が存在します。
具体的には、以下の通り。
1.禁止の例外として政令で定める業務について派遣する場合
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/haken-shoukai/kaisei/01.html
2.以下に該当する人を派遣する場合
(ア)60歳以上の人
(イ)雇用保険の適用を受けない学生
(ウ)副業として日雇派遣に従事する人
(エ)主たる生計者でない人
※ (ウ)は生業収入が500万円以上
(エ)は世帯収入が500万円以上の場合に限ります。
上記を満たしている人であれば、登録制バイトで働くことが可能で、満たしていない人は登録制バイトに登録することができないので、注意が必要です。
交通費が支給されないところがある
登録制バイトによっては、交通費が支給されないことがあります。
また、支給されたとしても全額支給ではないこともあり、一部自費で負担するケースも。
交通費の支給有無や額については、求人票に記載されているため、見落とすことなくしっかりと読み込むように注意が必要です。
求人票でもわからない場合は、登録先の派遣会社に直接問い合わせてみるのがいいでしょう。
詐欺まがいの怪しいバイトがある
登録制バイトの中には、怪しい求人もあったりします。
例えば、「時給が高い」ことを露骨にアピールする求人や「誰でもできる、簡単」といった煽り文句を入れている求人などです。
このような求人を見た場合は、しっかりとおかしなところや疑問に思うところがないかを確認しましょう。
少しでも不審なところがあれば、応募対象から外すのが無難です。
登録制バイトを辞める方法
登録制バイトをやめる際、どこに連絡をすればいいのかわかりづらいと感じる人が多いです。
これについて結論から言うと、登録先の人材派遣会社に「辞める」ことを伝えましょう。
登録制バイトでは、雇用先が勤務先の会社ではなく、登録した派遣会社になるので、今後登録制バイトをしない場合は勤務先ではなく派遣会社に連絡する必要があります。
このあたりは結構間違えやすいため、しっかりと頭に入れておくといいです。
登録制バイトをやめたほうがいいと考えている人からよくある質問
最後に、「登録制バイトをやめたほうがいい」と考えている人からよくある質問を紹介します。
登録制バイトに登録して放置はOK?
登録してから放置することも可能ですが、以下の点に注意してください。
連絡の有無:登録後に仕事の紹介があった場合、無視することは避けるべきです。連絡を無視すると、今後の仕事の紹介が少なくなる可能性があります。
自己管理:登録後に興味がある仕事があれば、積極的に応募するのが望ましいです。自分の希望に合った仕事が見つかるまで放置するのは問題ありませんが、長期間放置すると、登録情報が古くなる可能性があります。
契約条件:一部の登録制バイトでは、登録後一定期間内に仕事をしなければならないという条件がある場合もあります。契約条件をよく確認しましょう。
登録制バイトはサクラ求人が多くて怖いですか?
登録制バイトに関するサクラ求人の懸念は一定数考えられますが、以下の対策を講じることで安全に利用できます。
登録制バイトを多数保有している株式会社フルキャストの評判を教えてください
以下の記事で解説しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
安全でお得に登録制バイトを探す方法
安全でお得に登録制バイトを探したい人は、以下の求人サイトの利用をおすすめします。
具体的には、以下の通り。
求人を探す際は1つのサービスに依存するのではなく、複数の求人サイトに登録していろんな求人に触れるようにしましょう。
ブラック求人の判別能力がつきますし、求人の選択肢が増えるので、自分に合った職場を見つけられる可能性が高まります。
アルバイトEXやマッハバイトのように条件を満たせばお祝い金がもらえるので、正直登録しないと損ですね。
もらえるものはもらっておきましょう。
まとめ:登録制バイトをやめたほうがいいかどうかは自分次第
本記事では、「登録制バイトをやめたほうがいいと言われる理由」について紹介しました。
「登録会や説明会に行くのが手間」「安定した収入が期待できない」「何度も連絡を入れないといけない」などの理由から、「登録制バイトをやめたほうがいい」という声が多いです。
登録制バイトをやめたほうがいいかどうかを判断する上で、以下の点が重要です。
- 登録制バイトのデメリットを許容できるかどうか
- 登録制バイトの条件に当てはまっているかどうか
- 登録制バイトにメリットを感じるかどうか
上記3つをしっかりと頭の中に入れて、登録制バイトをやめたほうがいいかどうかを判断します。
安全でお得に登録制バイトを探したい方は、他の求人サービスの利用を検討しましょう。
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